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 数分後、トイレの入り口から鼻歌を歌いながらアレックスが出てくる。
 「あースッキリした~。さて、早くもーどろっと」
 蛇ラッピーたちが待つホールの入り口に戻ろうとした時だった。
「もしもし、そこのお嬢さん」
「きゃっ!」
 アレックスはいきなり後ろからかけられた男の声に驚き
小さな悲鳴をあげる。ゆっくりと振り返るとそこには
ビョウ付き革ジャンを着た大柄のヒューマン男が立っていた。
顔は顔面の半分を覆う程大きなマスクとサングラスのせいで
表情すらわからない。
しかしアレックスはそのヒュマ男の格好にどこか見覚えがあった。
「あの~何か用ですか?」
 おそるおそる聞いてみる。
「お嬢さん、さっき入り口でバンダナを巻いたラッピーと話してたね?
ひょっとして知り合いかな?」
 蛇ラッピーのことだろうと思ったアレックスはコクコクとうなずく。
「そうか、ならお嬢さんー」
 ヒュマ男はどこにしまっていたのか小柄な人を1人しまえそうな
大きな袋を取出した。
「おじさんと来てもらおうか」
 アレックスは悲鳴を上げる間もなく、その座布団のように大きな手で
袋に入れられてしまった。
「さて、ボスのところに戻るか」
 男はアレックスの入った袋を担ぎ、急ぎ足でその場から離れていった。
後に残ったのは彼女の着けていたラッピー柄の髪飾りだけだった。


 そのころ、アレックスが誘拐されたとも知らない蛇ラッピー達は
いつまでも帰ってこないアレックスを心配していた。
「遅いね、アレックス」
『道でも迷ったか?』
「私、ちょっと様子を見てきます」
 スレイがアレックスの迎えにいった。
「う~、みぃははやくなかにはいりたい~」
 とうとうミュウまで駄々をこねはじめた。
「ゲコきゅ~」
 背中で蹴られ続けるフログはいい迷惑だと言わんばかりの表情をする。
「きゅいきゅい」
 蛇ラッピーが我慢しろばかりにいう。
「みゅうちゃんももう少し我慢してね」
メンもミュウをあやす。
 しばらくして、スレイがあわてて帰ってくる。
「はあ、はあ、大変よアレックスが・・・っ!」
「スレイ、まずは落ち着いて」
 メンがアイテムボックスから水筒をとりだし
中の水をコップに注ぎながら言う。
「はい、これ飲んで落ち着いて」
 スレイはメンからコップを受け取り、コップの水を一気に飲み干す。
「ありがとうメン、おかげで落ち着いたわ」
『で、アレックスがどうした?』
 ヘッドセット越しにスネークが尋ねる。
スレイは真剣な面持ちで答える。
「アレックスが・・・拉致されました」
 スレイはポーチからアレックスの着けていた髪飾りと
メッセージパックらしきものを取り出した。
「これを」
 スネークはスレイから受け取ったメッセージパックを
自身が着ている、特殊強化型ラッピースーツに備わっているセンサーで一通り調べた。
『爆発物などはついていないな』
 危険物が付いていないのを確認したスネークはメッセージパックを起動した。
内容はいたってシンプルなものだった。
《バンダナのラッピーよ
女は預かった
返してほしければ
午後15時までに
お前1人でラピケット会場前の廃ビルに来い
仲間を呼べば
女の命とラピケットの未来はないものと思え
リベンジ・ザ・フォー》
 ご丁寧に差出人の名前も書かれていた。
『ほう、この俺に脅迫状とはいい度胸をしている・・・』
 これを読んだ蛇ラッピーの身体からは殺気が漂っていた。
「うーん、スレイこのリベンジ・ザ・フォーって知ってる?」
「ああ、たぶん以前ラピケットを妨害しようとした人たちでしょう。
まだあきらめてなかったのね・・・」
 ザ・フォーは以前、自身のファン総勢3万人を率いてラピケットを
潰そうとしていた過激派ロックバンドたちである。
3万の敵勢に対してたった300のラッピーたちは圧倒的な戦力差を
勇気と奇策(唯一の通路のつり橋を爆破)で見事(?)勝利したのだった。
「ふーん、じゃあ今回のはその復讐ってわけね」
「そうみたいですね・・・って予定の時間まであと1時間をきってる!?」
 時刻はすでに14時をまわっていた。

<続く>



 どうもみなさん、おはこんばんにちは。ヴィスです。
今回も特に何の捻りもないベタな展開でしたね。
なんかヒラメキとかればおもしろくできるのかな~とか考えたり。
まあ考え過ぎるとまたブログ更新が遅くなる悪循環にもなっちゃうんで
これぐらいシンプルのほうがいいのかもしれませんね。
 さて、ブログを更新していなかった間なにをしていたかというと
ガッツリPSO2やってました(オイ
いろいろとアプデされたので楽しみも増えましたしねぇ。
装備もいろいろ更新しなきゃいけないけど
メメタがないよぉ・・・(´・ω・`)
では今回はこの辺で
ほんじゃ、またな!(`・ω-)▄︻┻┳═一
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