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 一方囚われの身のアレックスはというとー
「いやっ!やめて!」
「おっと、お嬢さん我々は紳士的な対応をしたいだけですよ」
 下品な笑みを浮かべた男たちに囲まれていた。
「相手方にこちらが本気だということをわからせてあげるためにね」
 男たちの手には撮影用カメラとセーラー服からバニースーツまで
多種多様の衣装が用意されていた。
 ここまでされればアレックスもこれから自分がどんなひどい目に
あうかは容易に想像がつく。
(それにしても、なんでこういう人たちは同じことしか考えないんだろ)
 と、アレックスは思い深いため息をついた。
「さて、そろそろはじめー」
 リーダー格らしきサングラスを掛けたスキンヘッドのニューマンが
そう言いながらアレックスに手をだしたときだった。
バァーンッ!!
 突然ビルを揺るがすほどの振動と爆発音があたり一帯に響いた。
当然廃ビル内にいたリベンジ・ザ・フォーのメンバーも騒然となる。
「な、なんだ!?てめぇら!様子をみにいってこい!やつがきたかもしれん!」
「「「おうっ!!」」」
「どこのどいつだこんちきしょう!」
「血祭りにあげてやるぜ!!」
「ヒャッハアアアアア!!」
 リーダーの指示に次々と怒声をあげながら外へ出ていくメンバー
現場はまもなく戦場とかそうとしていた。


「おんどりゃ、出てこい鳥野郎!」
 釘バットに、ナイフ、拳銃、メリケンサックなど各々の武器をもって
現れたメンバーは総勢40人まだまだビルから出てきている。
 もの陰からその様子を見ていた蛇ラッピーとその背後にいる
羅秘太会長と銀色の羽毛のラッピーと整備員帽子をかぶったオレンジラッピー
爆発を起こした犯人はいうまでもなく蛇ラッピーだ。
「きゅい!」
 蛇ラッピーがラッピースーツに内蔵してある無線機で合図を送った
すると三方向からSTAFFラッピーが催涙弾を撃ちこみ
あたりは催涙ガスに包まれ始める。
「な、なんだ!?」
「目がいてぇ」
「ゲホッゲホッ」
 何が起きたのかすらわからないリベンジ・ザ・フォーのメンバーたちは
恐怖と混乱が広がり始めた。
「きゅー!」
「「「きゅっ!」」」
蛇ラッピーの号令を合図に突撃する4匹のラッピー。
「うん?ひぃぃぃぃ!」
 メンバーの一人が武装した蛇ラッピーを見つけ悲鳴を上げて尻餅をつく。
「くっくるなあああ!」
 男は手に持っていた拳銃を蛇ラッピーに向けて乱射する。
チュインチュイン
 しかし、厚い防弾チョッキを着た蛇ラッピーのボディには
何の効果も示さなかった 
(例え防弾チョッキを着ていなくても、このラッピースーツの
羽毛一枚一枚にはフォトンコーティングが施されているため
あらゆる攻撃を無効化するのだが・・・)
「ハッハァァァヒィィィィ・・・」
 銃が効かないとわかった男はもはや奇声に近い悲鳴をあげる。
その男に無情に暴徒鎮圧用のゴム弾銃を向けた。

 ドガァァァン!!
再び激しい爆発とともに廃ビル内で
構えていたバリケードが吹き飛ばされる。
「きゅいきゅいきゅい!」
 外にいた40人以上のメンバーをものの数分で
制圧した7匹のラッピー吹き飛ばしたバリケードから
廃ビル内へと侵入する。
「な、なんじゃあれは!?」
 廃ビル内に設置してあった監視カメラでこの様子をみていた
監視係は驚愕した。
 道中蛇ラッピーたちの進行を阻止しようとしたメンバーは
全員ゴム弾の餌食となって地に伏した。
予想外だったのは一般人だけだと思ったら現役のアークスも交じっていたことだ
「ヒャッハアアア焼き鳥になりな!」
 炎系テクニックを使って一網打尽にしたかと思ったが、しかし
「「きゅきゅきゅー!」」
「なにぃ!?がっ!」
 そんなもの効かないとばかりに銀ラッピーとオレンジラッピーが
その男に急接近しCQCでノックダウンする。
 他のラッピーも無傷だった。スネーク考案の特殊ラッピースーツは
伊達ではないのだ。
 そして彼らは次々と廃ビル内の敵を催涙グレネードとゴム弾銃そして
CQCで制圧していった。
「そ、そんなぁ・・・」
 監視係も戦意喪失していた。
そこにリーダーの怒声交じりの通信が入る。
「馬鹿野郎!何をもたもたしてやがる!」
「あ、り、リーダー、ラッピーです!ラッピーがぁ・・・」
 ブツンと通信と照明が突如消える。
蛇ラッピーたちが電子系統を破壊したのだ。
廃ビル内はリベンジ・ザ・フォーのメンバーの阿鼻叫喚で響き渡っていた。
「きゅい」
 立ちふさがるものは蹴散らすのみとでも言っているのか
7匹のラッピーの進行を止められるものましてや
止めようとするものは敵勢には誰一人としていなかった。

 そしてついにー

 アレックスのいる部屋にピョコピョコと足音が近づいてくる。
「くっくそがっ・・!」
「いった・・・」
 リーダーはアレックスの腕を強引に自分の近くに引き寄せる。
ババババババババッ
頑丈な鉄製の扉が小型爆薬で強引に破壊される。
そして火薬の煙をかきわけ現れる蛇ラッピーと6匹のラッピー
「くっくるんじゃねぇ!」
 アレックスに銃を突きつけながら部屋の隅っこに
下がるリーダー。その姿はもう情けないとしか言い表せなかった。
「馬鹿な、また俺たちはラッピーに・・・ラッピーに全滅するのか・・!?」
 蛇ラッピーをはじめ次々と部屋に入ってくるラッピー、
もはや逃げ場などどこにもない。
「きゅいきゅきゅー」
「『逃げ場はないおとなしく降伏しろ』って言ってますけどどうします?」
 なにを言ってるかわかっていないリーダーのために
アレックスがかわりに言うとリーダーは
「ふざけるんじゃねぇ!この鳥野郎が!ぬいぐるみごときに
俺たちが二度も敗けたとなっちゃもう二度と人前で顔もみせられねぇじゃねぇか!」
 そんなことお構いなしというふうに蛇ラッピーは詰め寄る。
「くっくるなぁぁぁ!」
 焦ったリーダーは一瞬アレックスの拘束をゆるめた。
アレックスはその一瞬を見逃さなかった。
「はむ!」
「いだだだだだだ!」
 拳銃をもったリーダーの腕に思いっきり噛みつくアレックス。
これにはたまらずリーダーは持っていた拳銃を投げ捨てる。
「きゅい!」
「ぐおおおおおおお・・・」
 アレックスが作ったチャンスを蛇ラッピーは逃さず、
ゴム弾銃の精密射撃でリーダーの額にクリーンヒットさせる。
その一撃でリーダー格の男は膝をつく。
「ば、ばかな・・・・」
 今にも倒れそうなリーダー格に蛇ラッピーは言い放つ。
「きゅーきゅいっきゅいきゅいきゅきゅきゅきゅるるきゅいきゅい」
 貴様のはひとつミスを犯した、敵の戦力を過小評価したことだ
といったかは定かではないがこれを聞いたリーダー格の男は
「何言ってんのかわかんねぇよ・・・ガクッ」
と言って倒れた。
「ですよね~・・・」

 その同時刻ラピケット周囲にいたメンバーたちも104部隊リーダーの
フジとそのメンバーのピータン、サト兄妹たちの手で無事排除された。

こうして、リベンジ・ザ・フォーによるアレックス誘拐事件は幕を下りたのだ。

その後、メン、スレイ、アレックス、ミュウの4人はというと
 「やっぱりあのときの銀色とオレンジのラッピーは
スレイとメンちゃんだったんだ~」
「恥ずかしかったわ・・・」
「でも楽しかったね!」
「今度はみぃもはいるぅー!」
 ラピケットのフードコーナーでそんなはなしをしていた。

 アレックスたちは後日知ることになるが
この特殊ラッピースーツはラピケットや他のイベントの
警備スタッフの制服として採用されるようになった。
人生何が起こるかはわからないものである。

<END>




 どうもみなさん、おはこんばんにちは。ヴィスです。
羽毛の逆襲Part4短かったけど終わりです。
もともと短編ものだったのでこれでいいんですけどね。
 えーと適当に今回でてきた特殊ラッピースーツのスペック解説
スネークが偶然ラッピースーツを着てその着心地に感動し
これを強化服として運用するために改修を行った。
(本人のポケットマネーで)
外装の羽毛一枚一枚特殊合金繊維にフォトンコーティングされた
もので覆われているほか、指向性マイク・サーマルセンサー
暗視システム、操縦系をAISに極めて近い形に改良している。
モニタ画面が6画面となっておりサーモグラフィなど各探知システム
を充実させ、簡易的な戦闘支援AIも組み込まれている。
動力源は不明だが噂では小型のフォトンリアクターが装備されているとも
(もし本当なら大発明である。アークス本部ではいまだに
フォトンリアクターの小型化は実現できていない)
 こんなもんですかな、はやい話人間サイズまで
ダウンサイジングしたAISです。
では、今回はこの辺で
ほんじゃ、またな! ヾ(@°▽°@)ノ
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航海日誌 22 『今年の夏から今までの思い出』

第104独立遊撃隊 外伝 『羽毛の逆襲』Part3

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アークライト

このシリーズほんっと好き

2015年11月04日 18:34

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