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― ??? ―
 「アークス独立部隊最強といわれた『シュトラール』もこの程度か」
男は自分の手で殺した第01特殊部隊の亡骸を一瞥した。
「ルーサーの野郎もっと強いヤツを紹介しろってんだよ」
「本当だよね~♪」
男の隣で部下の二人が騒いでいる中、男の帯型端末に一通のメールが届いた。
誰からのメールか記しては無かった。
だが男は誰から届いたのかわかっていた。
「 ― お前達、ルーサーから次の仕事だ」
「えぇ~また~」
「おいらはいいぜ。まだ殺し足りなかったからな。で、場所と内容は?」
「惑星ウォパルだ、仕事は奴が使っていたラボに侵入しているゴミ虫を排除しろ、だ」
「あれ?リーダーが笑うのって珍しいね」
「ふっ、今回は俺も楽しめそうな相手だからな」
そう言い、男と部下二人はその場を立ち去ろうとする。
「あ、そうだ後始末しないとね~♪」
部下の一人の少女は手に持つ
黒いカラーリングに塗装されたロッド『ベルトロダン』を光らせる。
途端に炎があがり『シュトラール』の死体を包む。
その様子を見ると少女は二人の後を追っていった。
 
「なんてことだ...」
その一部始終をスネークは見ていた。
「とにかく、この事をみんなに早く知らせなければ...!」
スネークもその場を離れようとしたとき
視界の端に人影を捉えた。
「誰だ!」
彼は素早くライフルを構える。
「お、お願いします!こ、殺さないで!」
そこにいたのは若い少年だった。
その表情はすっかり恐怖に支配されてしまっていた。
スネークはその少年の身なりを見て少年が『シュトラール』の
生き残りだということがわかると、ライフルの銃口を下ろした。
「安心しろ俺は味方だ。俺は第104独立遊撃隊所属のスネークだお前は?」
「ぼ、僕は第01特殊部隊所属のア、アンディです」
「よしアンディ、とにかくこの場を離れるぞ。
何があったかは後で聞こう」


― 惑星ウォパル ―
 ウィスティリア号は予定時刻通りウォパルへ降下していた。
想定されていた通り降下中に激しい対空砲火にさらされたが、
強固なフォトンシールドを張ったウィスティリア号には
傷ひとつつけることはできなかった。
唯一想定外のことは ―
「え?この敵艦の数は...!?」
レーダーを見ていたクルーから驚きの声があがる。
「数は?」
「カンケル級(200m級)が20...いえ40です!」
これを聞いたクルー達からは動揺の声が上がり始めた。
「カンケル級が40だって!?」
「機動力で劣るこの艦で勝てるわけがない」
だんだんと恐怖が伝染していく、いくら場数踏んだもの達であっても
下がった士気を取り戻すのは容易ではない。
そんな中でカリーニンは大きく息を吸い込んむ。
「狼狽えるなっ!!」
気合いの一喝、それだけでブリッジに取り巻く悪い空気を吹き飛ばした。
檄を飛ばすのは提督の仕事だ。
みずからも前線に立ち、戦う者の姿を見せなければ、
人は戦えるものではない。
カリーニンはその事を熟知していたのだ。
続いてカリーニンは艦内のオープン回線を開く。
「討伐部隊諸君は、ただちに『パンドラ』と合流してくれたまえ!
手の空いているクルーは銃座に着け!ここは我々が抑える!全艦、対艦戦闘準備!」
「全艦、対艦戦闘準備!」

― ウィスティリア号 テレプール ルーム ―
 『全艦、対艦戦闘準備!』
「どうやら始まるみたいだな」
放送を聞きながらフジ達討伐部隊班は武装の最終チェックを行っていた。
「カリーニン艦長はこういう状況に馴れているんだな」
「当前だ。あの人は封印される前の『巨躯』との戦いから
前線で指揮をとっていたんだ。単純に年季が違う」
スレイの呟きが聞こえていたのか、クロは武器をしまいながら言った。
外から爆発音が響いてくる。
それは戦闘の始まりを知らせるものだった。
「行くぞ、俺たちには俺たちのやるべき事がある」
フジの言葉に部隊のみんなは頷く。
「討伐部隊出るぞ!」

― ウィスティリア号 ブリッジ ー
 討伐部隊が出撃した頃、ウィスティリア号は既にカンケル級を3隻沈めていた。
彼我戦力面では圧倒的に不利な状況にあるカリーニンたちではあるが、
性能面ではこちらの方に分があるのだ。
「敵艦隊から多数の熱源反応射出!ミサイルです!数、400!」
クルーから悲鳴のような声が上がる。
「レーダーから目をそらすな!合図を出したら撃ち落とせ!」
敵艦から発射されたミサイル群はウィスティリア号に一直線に向かう。
「艦長!」
再びクルーから叫び声が上がる。
だが、カリーニンは合図をだそうとしない。
「まだだ!まだだぞ....」
とうとう、ミサイル群が目視できる距離に到達したとき彼は動いた。
「今だ!ぶちかませぇ!!」
号令と共にウィスティリア号の全連装フォトン粒子砲、全機銃が
フォトンの煌めきと轟音とともにミサイル群に撃ち込まれていく。
その瞬間ミサイル群は次々と紅蓮の華となって咲き誇った。
「ミサイル全迎撃確認!」
「やったぁ!」
ブリッジに歓声が上がる。
だが、カリーニンだけは何故か喜ぶ気になれなかった。
(何かがおかしい....なんだこの不気味な気配は?)
それは長年の戦いで培ったカリーニンだからこそ分かる感覚であった。
「まだ敵艦は残っているんだ。気を抜くんじゃない!」
カリーニンはクルー達の気を引き締めなおす。
「艦砲戦ならこちらの方が有利だ!」
「「了解!」」
戦いは圧倒的にウィスティリア号の有利に進み。
反撃が始まって敵艦が1隻残らず沈むまで、3分とかからなかった。
「敵艦反応0!」
「俺たちが勝ったん....だよな?」
「そうだ勝ったんだー!」
ブリッジで再び歓声が上がる。
しかし、カリーニンだけは敵艦が全て撃沈した後でも
先ほどから感じていた不気味な気配が拭いされずにいた。
「艦長、どうしたんですかそんな怖い顔して?」
すると、クルーの1人がカリーニンの異変に気づいた。
「悪い予感がするんだ....とても悪いな...」
       




 どうも皆さん、おはこんばんにちわ
ヴィスです。
最初に一言  書きかけのままで放置してしまい申し訳ありませんでした。

修正した理由は艦隊戦の割にはあっさりとおわってしまい、
面白味にかけるというご指摘をいただいたからです。
修正版の感想も出来ればコメント欄に残してもらえると幸いです。

では今後ともどうかよろしくお願いします。

ほんじゃ、またな!
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第104独立遊撃隊 歴戦の戦士達 第十五章「堕の翼を持つ者」

航海日誌 20 はこ! ハコ!! 箱!!!

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