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― アークスシップ 居住区 ウルフェン教会 中庭―
 「はっ!せいっ!でやああああっ!」
「ふぉっふぉっふぉっ、まだまだ技の切れが甘いぞアレンよ」
人工太陽がまだ上がっていない早朝にルガール教会の中庭に
気合いの入った俺の声と組み手の相手をしてくれている
この教会の主であるビーストの老人ルガール神父の笑い声が響き渡った。
「ほれほれほれ、もう終わりか?」
俺のパンチや蹴りを全て毎朝同じようにルーガル神父は片手のみで
捌ききり憎たらしいほど爽やかな笑顔を俺にみせてくれる。
「ぜぇぜぇ、今日...の俺は...ひと味違うぜ!」
そう言いながら俺はルガール神父に向かっていった。

― ウルフェン教会 食堂 ―
 「うぅ~、なんであんなに強いんだよルガール神父は...」
『アレン=クァルタ』はぐったりしながらテーブルに突っ伏した。
それなりに整っている顔に疲労の表情を浮かべテーブルから顔を上げる。
「またお兄ちゃんルガール神父に挑戦してたの?」
厨房から出てきたニューマンの少女が呆れたような表情で言った。
「セルフィいたのか」
「ちょっと!いたのかってなによ!」
『セルフィ=サンチャイルド』。13歳の少女本人はアレンのことを
お兄ちゃんと呼んでいるがもちろん義理の妹である。
8年前に住んでいた居住区をダーカーに襲われて
両親を失い、彼女も殺されそうになったところを
当時アークスだったルガール神父に助けられ、
そのままこの教会に引き取られている。
彼女だけでなくアレンを含め大勢の孤児になった
子供たちも引き取られており皆ルガール神父には感謝している。
「これこれ、朝から喧嘩はするんじゃないぞ」
「はーい。お兄ちゃんも朝食の準備の手伝いしてよ」
「はいはい」
「はいは1回!」
4つも歳が離れているのに他人から見れば
セルフィが姉でアレンが弟に見えるだろう。
アレンはよっこいしょと重い腰を上げて厨房に
料理を取りに向かう。
厨房ではルガール神父が凄まじい速さで5つのフライパンを
同時に操り30人数分のオムレツを作っていた。
「ほんと、何者なんだよルガール神父」
いつみても驚く光景である。
「お兄ちゃん!見とれてないで早く運んでよ!みんな起きちゃうでしょ!」
セルフィの雷が落ちる。
アレンは急いで出来上がっているオムレツの乗った皿を
4つ持つと食堂のテーブルまで運ぶ。
セルフィはフォークやスプーンなどを並べていき。
食事の準備が完了する。
「よし、あとはみんなを起こすだけね」
セルフィはそういうとどこから取り出したのか
古くなった中華鍋とお玉を持ち、寝室へと向かう
「あ、やべ....」
このあと何が起きるかいちはやく察したアレンは
耳をそっと塞ぐ。
少したった次の瞬間、耳を塞いでいても聞こえる
けたたましい金属と金属がぶつかり合う音が
教会中に響き渡った。
「ふぉっふぉっふぉ、朝から賑やかでいいじゃないか」
「賑やかですねぇ」
騒音のなかでただ二人ルガール神父と
ニューマンのシスター、マルグリダは笑っていた。
この二人『ルガール=ウルフェン』と『マルグリダ=ウルフェン』は
現役時代はコンビを組んでいて40年前のダーカーとの大戦のときも
活躍した凄腕アークスでもある。退役後結婚して今に至るという。
ちなみに二人とも70歳を越えているのだが
ルガール神父は現役時代の肉体年齢をキープしており、
シスター・マルグリダもどいうわけか20代の美貌を保ったままである。
 しばらくして寝室から子どもたちが不満を言いながらぞろぞろとやって来た。
「ふわぁぁ、まだ眠たいよぉ…」
「お耳がぐわんぐわんする~」
「セルフィお姉ちゃんお鍋とお玉叩くのやめてよぉ...」
やれやれと見ていたアレンはふと時計を見た。
「やべっ!早く食わねぇと学校に遅れちまう!」
アレンは急いでオムレツを口の中に詰め込み
コップにつがれた牛乳を一息で飲み干す。
「ひっへひふぁーふ!(いってきまーす!)」
そして鞄を引っ掴むと教会から走り出ていく。
「あ、お兄ちゃんお弁当...もう!」
セルフィも慌ててアランの弁当を手に後を追うが
既に走り去った後だった。
「ふぉっふぉっふぉ、若いとはいいな」
「わっ!?ルガール神父!」
いつのまに背後に立っていたルガール神父にシルフィは驚く。
「どれ私が持っていこう」
その言葉に対してシルフィは首を横にふりながら言う。
「ありがとうございます。でもこれは後で私が持っていきます。
お兄ちゃんにも言いたいことがあるので」
「そうか、なら……むっ?」
いつも穏やかな表情のルガール神父の目が険しくなる。
「?どうしたのルガール神父」
セルフィの問いにルガール神父は静かに呟いた。
「今日は嫌な予感がするな...」
 



 どうも皆さん。おはこんばんにちは。
ヴィスです。
 今回の話は今作の主人公アレン=クァルタのお話です。
はい、今回もロボット要素皆無です。
楽しみにしていた方申し訳ありません。
 さて、話の補足をアレンが最後のほうで学校と言ってますが
これはアークス訓練学校ではなく普通の勉学を学ぶほうの学校です。
アークス訓練学校に入学するには
まずフォトンを扱える才能がなければいけません(もちろん例外もあり)
アランはフォトンを扱える才能が全く無いので普通の学校に通っています。
まあ、パラレルだからなんでもありですよね(ナゲヤリ
 ゲームの方は今は確か対抗戦かな~
個人的にはこの対抗戦はあまり好きではありません。
もう少し新しいイベント要素が入れば話は別ですが...
 次回、このシリーズを書くときはロボットを出したいな~
では今回はこの辺で  ほんじゃ、またな!
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鋼鉄の守護神『AIS』第2話『巨人の日』前編

鋼鉄の守護神『AIS』プロローグ「鋼鉄の守護神」

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アークライト

ルガール?退役・・・・コック・・・・
なんだか彼には逆らってはいけないと気がする(`・ω・´;)

2015年06月29日 11:21

comment avater

ヴィス・E・カラサワ

Re: タイトルなし

> アークライトさん
それはもしやスティー○ン・○ガールじゃ...

2015年06月29日 13:32

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