一方囚われの身のアレックスはというとー
「いやっ!やめて!」
「おっと、お嬢さん我々は紳士的な対応をしたいだけですよ」
 下品な笑みを浮かべた男たちに囲まれていた。
「相手方にこちらが本気だということをわからせてあげるためにね」
 男たちの手には撮影用カメラとセーラー服からバニースーツまで
多種多様の衣装が用意されていた。
 ここまでされればアレックスもこれから自分がどんなひどい目に
あうかは容易に想像がつく。
(それにしても、なんでこういう人たちは同じことしか考えないんだろ)
 と、アレックスは思い深いため息をついた。
「さて、そろそろはじめー」
 リーダー格らしきサングラスを掛けたスキンヘッドのニューマンが
そう言いながらアレックスに手をだしたときだった。
バァーンッ!!
 突然ビルを揺るがすほどの振動と爆発音があたり一帯に響いた。
当然廃ビル内にいたリベンジ・ザ・フォーのメンバーも騒然となる。
「な、なんだ!?てめぇら!様子をみにいってこい!やつがきたかもしれん!」
「「「おうっ!!」」」
「どこのどいつだこんちきしょう!」
「血祭りにあげてやるぜ!!」
「ヒャッハアアアアア!!」
 リーダーの指示に次々と怒声をあげながら外へ出ていくメンバー
現場はまもなく戦場とかそうとしていた。


「おんどりゃ、出てこい鳥野郎!」
 釘バットに、ナイフ、拳銃、メリケンサックなど各々の武器をもって
現れたメンバーは総勢40人まだまだビルから出てきている。
 もの陰からその様子を見ていた蛇ラッピーとその背後にいる
羅秘太会長と銀色の羽毛のラッピーと整備員帽子をかぶったオレンジラッピー
爆発を起こした犯人はいうまでもなく蛇ラッピーだ。
「きゅい!」
 蛇ラッピーがラッピースーツに内蔵してある無線機で合図を送った
すると三方向からSTAFFラッピーが催涙弾を撃ちこみ
あたりは催涙ガスに包まれ始める。
「な、なんだ!?」
「目がいてぇ」
「ゲホッゲホッ」
 何が起きたのかすらわからないリベンジ・ザ・フォーのメンバーたちは
恐怖と混乱が広がり始めた。
「きゅー!」
「「「きゅっ!」」」
蛇ラッピーの号令を合図に突撃する4匹のラッピー。
「うん?ひぃぃぃぃ!」
 メンバーの一人が武装した蛇ラッピーを見つけ悲鳴を上げて尻餅をつく。
「くっくるなあああ!」
 男は手に持っていた拳銃を蛇ラッピーに向けて乱射する。
チュインチュイン
 しかし、厚い防弾チョッキを着た蛇ラッピーのボディには
何の効果も示さなかった 
(例え防弾チョッキを着ていなくても、このラッピースーツの
羽毛一枚一枚にはフォトンコーティングが施されているため
あらゆる攻撃を無効化するのだが・・・)
「ハッハァァァヒィィィィ・・・」
 銃が効かないとわかった男はもはや奇声に近い悲鳴をあげる。
その男に無情に暴徒鎮圧用のゴム弾銃を向けた。

 ドガァァァン!!
再び激しい爆発とともに廃ビル内で
構えていたバリケードが吹き飛ばされる。
「きゅいきゅいきゅい!」
 外にいた40人以上のメンバーをものの数分で
制圧した7匹のラッピー吹き飛ばしたバリケードから
廃ビル内へと侵入する。
「な、なんじゃあれは!?」
 廃ビル内に設置してあった監視カメラでこの様子をみていた
監視係は驚愕した。
 道中蛇ラッピーたちの進行を阻止しようとしたメンバーは
全員ゴム弾の餌食となって地に伏した。
予想外だったのは一般人だけだと思ったら現役のアークスも交じっていたことだ
「ヒャッハアアア焼き鳥になりな!」
 炎系テクニックを使って一網打尽にしたかと思ったが、しかし
「「きゅきゅきゅー!」」
「なにぃ!?がっ!」
 そんなもの効かないとばかりに銀ラッピーとオレンジラッピーが
その男に急接近しCQCでノックダウンする。
 他のラッピーも無傷だった。スネーク考案の特殊ラッピースーツは
伊達ではないのだ。
 そして彼らは次々と廃ビル内の敵を催涙グレネードとゴム弾銃そして
CQCで制圧していった。
「そ、そんなぁ・・・」
 監視係も戦意喪失していた。
そこにリーダーの怒声交じりの通信が入る。
「馬鹿野郎!何をもたもたしてやがる!」
「あ、り、リーダー、ラッピーです!ラッピーがぁ・・・」
 ブツンと通信と照明が突如消える。
蛇ラッピーたちが電子系統を破壊したのだ。
廃ビル内はリベンジ・ザ・フォーのメンバーの阿鼻叫喚で響き渡っていた。
「きゅい」
 立ちふさがるものは蹴散らすのみとでも言っているのか
7匹のラッピーの進行を止められるものましてや
止めようとするものは敵勢には誰一人としていなかった。

 そしてついにー

 アレックスのいる部屋にピョコピョコと足音が近づいてくる。
「くっくそがっ・・!」
「いった・・・」
 リーダーはアレックスの腕を強引に自分の近くに引き寄せる。
ババババババババッ
頑丈な鉄製の扉が小型爆薬で強引に破壊される。
そして火薬の煙をかきわけ現れる蛇ラッピーと6匹のラッピー
「くっくるんじゃねぇ!」
 アレックスに銃を突きつけながら部屋の隅っこに
下がるリーダー。その姿はもう情けないとしか言い表せなかった。
「馬鹿な、また俺たちはラッピーに・・・ラッピーに全滅するのか・・!?」
 蛇ラッピーをはじめ次々と部屋に入ってくるラッピー、
もはや逃げ場などどこにもない。
「きゅいきゅきゅー」
「『逃げ場はないおとなしく降伏しろ』って言ってますけどどうします?」
 なにを言ってるかわかっていないリーダーのために
アレックスがかわりに言うとリーダーは
「ふざけるんじゃねぇ!この鳥野郎が!ぬいぐるみごときに
俺たちが二度も敗けたとなっちゃもう二度と人前で顔もみせられねぇじゃねぇか!」
 そんなことお構いなしというふうに蛇ラッピーは詰め寄る。
「くっくるなぁぁぁ!」
 焦ったリーダーは一瞬アレックスの拘束をゆるめた。
アレックスはその一瞬を見逃さなかった。
「はむ!」
「いだだだだだだ!」
 拳銃をもったリーダーの腕に思いっきり噛みつくアレックス。
これにはたまらずリーダーは持っていた拳銃を投げ捨てる。
「きゅい!」
「ぐおおおおおおお・・・」
 アレックスが作ったチャンスを蛇ラッピーは逃さず、
ゴム弾銃の精密射撃でリーダーの額にクリーンヒットさせる。
その一撃でリーダー格の男は膝をつく。
「ば、ばかな・・・・」
 今にも倒れそうなリーダー格に蛇ラッピーは言い放つ。
「きゅーきゅいっきゅいきゅいきゅきゅきゅきゅるるきゅいきゅい」
 貴様のはひとつミスを犯した、敵の戦力を過小評価したことだ
といったかは定かではないがこれを聞いたリーダー格の男は
「何言ってんのかわかんねぇよ・・・ガクッ」
と言って倒れた。
「ですよね~・・・」

 その同時刻ラピケット周囲にいたメンバーたちも104部隊リーダーの
フジとそのメンバーのピータン、サト兄妹たちの手で無事排除された。

こうして、リベンジ・ザ・フォーによるアレックス誘拐事件は幕を下りたのだ。

その後、メン、スレイ、アレックス、ミュウの4人はというと
 「やっぱりあのときの銀色とオレンジのラッピーは
スレイとメンちゃんだったんだ~」
「恥ずかしかったわ・・・」
「でも楽しかったね!」
「今度はみぃもはいるぅー!」
 ラピケットのフードコーナーでそんなはなしをしていた。

 アレックスたちは後日知ることになるが
この特殊ラッピースーツはラピケットや他のイベントの
警備スタッフの制服として採用されるようになった。
人生何が起こるかはわからないものである。

<END>




 どうもみなさん、おはこんばんにちは。ヴィスです。
羽毛の逆襲Part4短かったけど終わりです。
もともと短編ものだったのでこれでいいんですけどね。
 えーと適当に今回でてきた特殊ラッピースーツのスペック解説
スネークが偶然ラッピースーツを着てその着心地に感動し
これを強化服として運用するために改修を行った。
(本人のポケットマネーで)
外装の羽毛一枚一枚特殊合金繊維にフォトンコーティングされた
もので覆われているほか、指向性マイク・サーマルセンサー
暗視システム、操縦系をAISに極めて近い形に改良している。
モニタ画面が6画面となっておりサーモグラフィなど各探知システム
を充実させ、簡易的な戦闘支援AIも組み込まれている。
動力源は不明だが噂では小型のフォトンリアクターが装備されているとも
(もし本当なら大発明である。アークス本部ではいまだに
フォトンリアクターの小型化は実現できていない)
 こんなもんですかな、はやい話人間サイズまで
ダウンサイジングしたAISです。
では、今回はこの辺で
ほんじゃ、またな! ヾ(@°▽°@)ノ

「教官本当に1人で行くつもりですか?」
『無論だ、俺の不注意が招いた事態だ。
俺が責任を取らねばなるまい。
敵の人数は未知数だが、強力な火器をもちいれば
どうにかなるかもしれん・・・・死傷者の数は膨大なものになるがな』
 そう言い、蛇ラッピーはミニガンをジャキと構える。
そんな物騒な言葉を聞き慌ててメンが止めに入る。
「ダメダメ、ぜっっっっっっっったいにダメだからね!!!
そんなことしたらうちの部隊が解体されちゃう!」
 途端に蛇ラッピーは困った表情になる。
『せめて味方がいれば・・・』
 同行してきたメンやスレイはこんなことになるとは思っていなかったため
武装などは一切持ってきてはいなかった。
(格闘術を使える分いくらかましだが、相手がどのような装備を
用意してるかがわからない以上丸腰は危険すぎる・・・
どうすれば・・・・・)
『話は聞かせてもらいました』
 悩んでいた蛇ラッピーのもとに背後から声がかけられた。
振り返るとそこには西洋の銃士隊を思わせるような恰好をした
白ラッピーとSTAFFと書かれた腕章を付けた緑ラッピーが3匹立っていた。
ラピケットの準備会代表である羅秘太だ。
「きゅいきゅ」
「キュッキュイ」
 チャンネルが変わったのかスレイとメンのヘッドセットからは
変換した本人たちの声は聞こえなくなる。
なにやら重要なことを話しているようだった。
「スレイ、何はなしてるかわかる?」
「いいえ、全然」
 当然スレイにも内容は全く理解できなかった。
しばらくキュッキュキュッキュしてるところを見ていると、
蛇ラッピーが突然なにか閃いたかのように羽毛に包まれた手をポンと叩いた。
 チャンネルが元に戻る。
『二人とも作戦は決まったぞ、安全に確実に行く作戦だ』
「「?」」
 首を傾げることしかできない二人だった。
スネークが思いついた作戦ともいえない奇策が今始まる。

<続く>





どうもみなさん、おはこんばんにちは。ヴィスです。
メンテナンスだったからちょっとの時間で書いてました。
あいかわらず、薄っぺらい内容ですけど勘弁してください(笑)
今回最後のほうで出てきた羅秘太さんについては
「羽毛の絆Part3」にて詳しく書いています。
興味がある人はぜひそちらもみてください。
 メンテナンス終わったみたいなのでPSO2やってきます。
では今回は短いですけどこの辺で
ほんじゃ、またな!(´・ω・`)

 数分後、トイレの入り口から鼻歌を歌いながらアレックスが出てくる。
 「あースッキリした~。さて、早くもーどろっと」
 蛇ラッピーたちが待つホールの入り口に戻ろうとした時だった。
「もしもし、そこのお嬢さん」
「きゃっ!」
 アレックスはいきなり後ろからかけられた男の声に驚き
小さな悲鳴をあげる。ゆっくりと振り返るとそこには
ビョウ付き革ジャンを着た大柄のヒューマン男が立っていた。
顔は顔面の半分を覆う程大きなマスクとサングラスのせいで
表情すらわからない。
しかしアレックスはそのヒュマ男の格好にどこか見覚えがあった。
「あの~何か用ですか?」
 おそるおそる聞いてみる。
「お嬢さん、さっき入り口でバンダナを巻いたラッピーと話してたね?
ひょっとして知り合いかな?」
 蛇ラッピーのことだろうと思ったアレックスはコクコクとうなずく。
「そうか、ならお嬢さんー」
 ヒュマ男はどこにしまっていたのか小柄な人を1人しまえそうな
大きな袋を取出した。
「おじさんと来てもらおうか」
 アレックスは悲鳴を上げる間もなく、その座布団のように大きな手で
袋に入れられてしまった。
「さて、ボスのところに戻るか」
 男はアレックスの入った袋を担ぎ、急ぎ足でその場から離れていった。
後に残ったのは彼女の着けていたラッピー柄の髪飾りだけだった。


 そのころ、アレックスが誘拐されたとも知らない蛇ラッピー達は
いつまでも帰ってこないアレックスを心配していた。
「遅いね、アレックス」
『道でも迷ったか?』
「私、ちょっと様子を見てきます」
 スレイがアレックスの迎えにいった。
「う~、みぃははやくなかにはいりたい~」
 とうとうミュウまで駄々をこねはじめた。
「ゲコきゅ~」
 背中で蹴られ続けるフログはいい迷惑だと言わんばかりの表情をする。
「きゅいきゅい」
 蛇ラッピーが我慢しろばかりにいう。
「みゅうちゃんももう少し我慢してね」
メンもミュウをあやす。
 しばらくして、スレイがあわてて帰ってくる。
「はあ、はあ、大変よアレックスが・・・っ!」
「スレイ、まずは落ち着いて」
 メンがアイテムボックスから水筒をとりだし
中の水をコップに注ぎながら言う。
「はい、これ飲んで落ち着いて」
 スレイはメンからコップを受け取り、コップの水を一気に飲み干す。
「ありがとうメン、おかげで落ち着いたわ」
『で、アレックスがどうした?』
 ヘッドセット越しにスネークが尋ねる。
スレイは真剣な面持ちで答える。
「アレックスが・・・拉致されました」
 スレイはポーチからアレックスの着けていた髪飾りと
メッセージパックらしきものを取り出した。
「これを」
 スネークはスレイから受け取ったメッセージパックを
自身が着ている、特殊強化型ラッピースーツに備わっているセンサーで一通り調べた。
『爆発物などはついていないな』
 危険物が付いていないのを確認したスネークはメッセージパックを起動した。
内容はいたってシンプルなものだった。
《バンダナのラッピーよ
女は預かった
返してほしければ
午後15時までに
お前1人でラピケット会場前の廃ビルに来い
仲間を呼べば
女の命とラピケットの未来はないものと思え
リベンジ・ザ・フォー》
 ご丁寧に差出人の名前も書かれていた。
『ほう、この俺に脅迫状とはいい度胸をしている・・・』
 これを読んだ蛇ラッピーの身体からは殺気が漂っていた。
「うーん、スレイこのリベンジ・ザ・フォーって知ってる?」
「ああ、たぶん以前ラピケットを妨害しようとした人たちでしょう。
まだあきらめてなかったのね・・・」
 ザ・フォーは以前、自身のファン総勢3万人を率いてラピケットを
潰そうとしていた過激派ロックバンドたちである。
3万の敵勢に対してたった300のラッピーたちは圧倒的な戦力差を
勇気と奇策(唯一の通路のつり橋を爆破)で見事(?)勝利したのだった。
「ふーん、じゃあ今回のはその復讐ってわけね」
「そうみたいですね・・・って予定の時間まであと1時間をきってる!?」
 時刻はすでに14時をまわっていた。

<続く>



 どうもみなさん、おはこんばんにちは。ヴィスです。
今回も特に何の捻りもないベタな展開でしたね。
なんかヒラメキとかればおもしろくできるのかな~とか考えたり。
まあ考え過ぎるとまたブログ更新が遅くなる悪循環にもなっちゃうんで
これぐらいシンプルのほうがいいのかもしれませんね。
 さて、ブログを更新していなかった間なにをしていたかというと
ガッツリPSO2やってました(オイ
いろいろとアプデされたので楽しみも増えましたしねぇ。
装備もいろいろ更新しなきゃいけないけど
メメタがないよぉ・・・(´・ω・`)
では今回はこの辺で
ほんじゃ、またな!(`・ω-)▄︻┻┳═一

 「うー・・・」
 アレックスが目を覚ますと、そこは彼女の記憶にない薄暗い狭い部屋の中だった。
「どこ、ここ?ってあれ?動けない~」
 みると自身の身体はロープで完全に身動きを封じられていたのだ。
不意に部屋の外から声が聞こえてくる。
アレックスは息をじっと殺して耳を澄ませた。
「おいお前、あの眼帯バンダナラッピー野郎に手紙は送ったか?」
 野太い男の声が手下らしい相手とはんしてるようだ。
(眼帯バンダナラッピー?教官のこと?)
「へい、今頃あいつはびっくりしてるんじゃないですかね?」
「かもな、どれお嬢さんの様子でも見てみるか」
(やばっ・・!)
 咄嗟にアレックスは寝たふりをする。男が部屋の中に入ってくる。
「まだ、寝てるかちと薬をかがせすぎちまったかな?
まあいい、お嬢さんには何の恨みもないんだが
俺たちの小遣い稼ぎに付き合ってくれな。
恨むならあの鳥野郎を恨んでくれな?」
 そういって男は部屋から出て行った。
「いった・・・よね?」
 やり過ごしたアレックスはこうなった経緯を少しずつ思い出していた。
「ああ、メンちゃんとスレイとでラピケットに行ってただけなのになんで私だけ・・・」
 
 今から約数時間前のことであるー

 「へぇ~ここが噂のラピケット・・・なんていうか・・すごいね」
 目の前に大量のラッピーたちがきゅっきゅきゅっきゅ言ってる
様子を見てメンは若干引き気味でそう言った。
当然の反応だろうとスレイやアレックスは思った。
こんな光景を困惑しない人がいるはずがないと
「心なしか、前回来た時よりも増えてるわね・・・・・」
現に今回で既に経験済みのスレイが前回開催されたときよりも
増えたラッピーに当惑気味だ。
 しかし、そんな中に強者はいた。
「やー、かわいい~っ!」
 身をよじらせながら喜んでいるのが最近104部隊に入隊した
新人のミュウ=チャンだ。
 さっきからラッピーが目の前を通るたびに飛びつこうとして、
それをスレイが止めるの繰り返しだ。
「ミュウちゃん、すごいね・・・」
「あの子、大物になるわきっと」
 アレックスとメンがそんなことを話しているとー
「きゅっ!」
 スタンダードの見慣れた黄色の羽毛に左目に眼帯、頭にバンダナを
巻いたラッピーがキュッキュッと近づいてきた。
「だ、誰?」
 メンは一瞬警戒するが、アレックスには誰かは一瞬で見抜いていた。
「スネーク教官だ!『よく来たな、お前たち』だって」
 目の前のスネークラッピー(以後蛇ラッピー)は『正解だ』
とでもいうように大きくうなづいてみせた。
「あなたが、ラッピー語を理解できるって話は本当だったんだ」
 メンも少し驚いている様子だった。
そこにミュウに背中に抱き着かれて若干困った顔をした
フログがペタペタとやってきた。
「もふもふ~」
「ゲコゲコきゅっきゅっ」
フログが蛇ラッピーに何か訴えるが、蛇ラッピーは「きゅい」
とひとこというだけだった。
「なんていったの?」
メンがアレックスにこっそりと聞いた。
「『この子、降ろしてくれないですか?疲れます』
『そのままにしてろ、周りに迷惑がかかるから』だって」
「ああ、うんそのままがいいね」
「きゅい」
蛇ラッピーがフログのリュックサックから前回と同じように
ヘッドセットの入った巾着袋をとりだし中見をみんなに配る。
「これをつけろって」
 こくこくとうなずく、蛇ラッピーの前で
みんなはヘッドセットを着けた。
『みんな、きこえるな?』
 ヘッドセットから聴き慣れたスネークの声がした。
あいかわらず目の前の蛇ラッピーは翼をパタパタとさせて
きゅいきゅい言ってるだけだったが。
『よし、中に案内するはぐれるなよ?』
「あ、教官ちょっとお手洗いいってきてもいいですか?
さっきから我慢してたんで・・・」
 アレックスがもじもじしながら言う。
『まったく・・・右側の通路をまっすぐいけばトイレはある
早くいってこい』
スネークはあきれながらそう言った。
「すぐ戻りまーす」
かけあしでトイレへと向かったアレックスだった。

事件はその数分後に起こるー

<続く>




 みなさん、おはこんばんにちは。
ヴィスです。
今回は久々に自分の過去に書いた小説を見ながら
ちょっと思いついて思わず書いてみました。
相変わらず駄文脱字誤字が多いですけどね。
偉い人が言ってました。
真っ白い原稿用紙にとにかく思いついたものをかけ
気が付いたら原稿ができている。
なにも書かなきゃ真っ白なだけですもんね。
とにかく行動あるのみですね。
では短いですが今回はこの辺で
ほんじゃ、またな!(゜ω゜>)

 海底遺跡でハイラントが奇襲をかけてきたと同時刻、
海上のウィスティリア号に新たな脅威が迫っていた....
― 惑星ウォパル 海上 ― 
「救護班急げ!重傷者の治療が最優先だ!」
「わかってますけど人員が足りないんですよ!」
「文句をたれてる暇があるな手を動かせ!手を!」
 次々と運び込まれる負傷者で艦内は騒然としていた。
「負傷者なおも増大!」
「大規模なダーカーの転移反応あり!このままでは探査部隊が囲まれます!」
「部隊を撤退させろ!作戦は中断する、人命救助が最優先だ!」
 これ以上は危険と判断したカリーニンは作戦中断の指示を告げる
しかし―
「...だめです、通信が妨害されています!」
「なんだと!?」
 この予想だにしない事態はさすがのカリーニンも驚いた。
(惑星から衛星軌道上への砲撃....中規模の艦隊による攻撃....
探査部隊への謎の部隊からの奇襲...そして通信妨害、これは...)
このことからカリーニンは1つの答えを導きだした。
「嵌められたか...」
「え?」
 カリーニンの呟きが聞こえていたのかオペレーターの1人が反応する。
「いや、気にしないでくれ老いぼれの独り言だ」
「はい!」
オペレーターは再び端末に向き合った。
カリーニンは深く椅子に座り直すと探査部隊の打開策を考え始めた。
「なぜ、皆に言わないんですか?」
 不意にかけられた声に思わず振り向く。
声の正体は副艦長のクァルタだった。
「なんのことだ?」
 当然なんのことかは察していたがわざと知らないふりをした。
「わかってらっしゃるんでしょ?私たちが嵌められたってことを」
「皆の不安を煽る必要はないと判断しただけだ」
「考えたくはないが部隊内にこちらの情報をまわしてる者がいる
下手にばらせば何をするかわからない、だから伏せたのでは?」
「………」
「図星と受け取っておきます」
 カリーニンはそれ以上口を開くことはなかった。
ドォォォンッ!
 艦に突然強い衝撃が走る
「被害状況を知らせろ!」
「艦底部に被弾!損傷軽微です!」
「海底に巨大な生体反応3!生体反応からエネルギー反応確認!攻撃、来ますっ!」
 再び艦が激しく揺れる
「生体反応の解析完了!バル・ロドスです!」
 オペレーターの報告にカリーニンは舌打ちをした。
「よりによってこんなときに厄介な奴等が来たな。迎撃しろ!」
「駄目です!艦の死角に入り込まれています!」
 それを聞いたカリーニンは苦虫を噛み潰したような顔をしてコンソールをダンッと叩く
「小賢しいやつらめ...」
「艦長、これ以上被害を出さないためにもこの場から撤退を提案します」
「駄目だ許可できん。今この場を離れればフジ達を失うかもしれん」
 クァルタの提案をカリーニンは斬って捨てる。
「戦況をよくお確かめください艦長。海底遺跡の周囲にはダーカーの大群に囲まれ
通信妨害で救助も困難、海中には大型海王種3体がこの艦を狙っています。
少数の人を救う為にあなたはこの艦のクルー達も危険にさらすつもりですか?」
「.....」
 クァルタの意見はもっともなものだった。
だが、カリーニンは敢えて沈黙を保っていた。
「黙っていては仕方ありません。今から作戦指揮は私が―」
 クァルタが最後まで言い切ろうとしたときだった。
オペレーターの1人が艦の異変に気づいて言う。
「艦長!艦の後部ハッチから水上ボートが二隻出撃しまいした!」
「何ですって!?一体誰が無断でそんなことを!」
 クァルタの疑問の答えはすぐに出ることになる。
「ボートから通信です」
「繋げ」
 オペレーターはすぐさま実行に移した。
通信してきた相手は戦闘班副隊長コーラルだった。
「コーラルからウィスティリア1へ、艦長すまねぇなあのウナギ共をぶったおす
ためにボートをちょっくら拝借させてもらうぜ。止めても無駄だからな
あたしたちはやられて黙ってるような奴らじゃないのはわかってるだろ?」
 コーラルの勝手な物言いにクァルタがコンソールを叩き激昂する。
「なにを考えてるんですかあなたたちは!すぐに帰還しなさい!
勝手な行動をして部隊全体を危険にさらすつもりですか!!
この状況をわかっててそんな行動に出てるんですか!?」
「わかってないのはあんただぜ副艦長さん」
「なっ」
 クァルタの怒声をものともしないコーラルは呆れたように答えた。
「あたしら第104独立遊撃隊はな、例えどんな状況だろうと決して仲間は見捨てない
そんなフジ(あいつ)の志のもとに集まった部隊なんだよ。
まあ、あんたみたいに軍人気質に凝り固まった考えじゃ理解できないだろうけどな」
「くっ....」
 今度はクァルタが黙る番だった。
それを見たカリーニンは笑いながらクァルタに向かって言う。
「ガハハハハハ!ま、そういうことだクァルタ副長。今のこいつらを止めることは
艦長の俺どころか隊長であるフジですら無理だろうな」
 そして今度はコーラルの方に言う。
「これより艦付近にいるバル・ロドス三体を討伐作戦を発令する
作戦命は『ポール&ラインフィッシング』だ。思う存分暴れてこい!」
「了解だぜ艦長、そうこなくちゃな!」
 その言葉を最後に通信は切られた。
「なにもできないというのがこんなにも歯痒いものだとはな...」
 カリーニンは誰にも聞こえない声でそう呟いた。


 

 どうもみなさん、おはこんばんにちは。
ヴィスです。
 まずは生存報告次いでに一言、
長い間待たせてすみませんでした(アレ?マエモイッタヨネ?
正直に言います、最近小説を書く気力が上がりませんでした。
今月からは頑張っていきたいと思いますので、
まだ見てくれてるひとはよろしくお願いいたします。
 今回作戦命でポール&ラインフィッシングは一本釣りの
英語訳です。PSO2をしてる人ならバルロドスとこれは
切っても切り離せない関係でしょう。
 ゲーム内の報告もしないとなー
では今回は短めですがこの辺で
ほんじゃ、またな!
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